押井守の特集上映が東京・京橋で開催 - 監督が自選した12作品を公開
フィルムセンターの上映企画「自選シリーズ 現代日本の映画監督」から「押井守監督特集」が開催決定。東京国立近代美術館フィルムセンターにて2017年1月10日(火)から1月22日(日)までの期間で上映される。
「自選シリーズ 現代日本の映画監督」とは、1980年代以降の日本映画を牽引してきた映画監督の中から毎回1人にスポットを当て、監督自ら選定した作品を上映する企画。作品を通して、デビューから現在までの足跡をたどり、現代日本映画の原点を探る試みを行っている。
第5回目となる今イベントでは、押井守監督を迎える。舞台監督や小説家、ゲームシナリオ作家としても活躍する押井の作品は、アニメーションと実写を往還・融合し、独自の映像世界を圧倒的な映像美で描く。彼の95年の作品「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」では、その世界観と緻密な映像構成でジェームズ・キャメロンらに大きな影響を与えた。
2015年の作品である、女子校を舞台にしたサスペンススリラー『東京無国籍少女』では、役者の身体表現や躍動性を追求し、迫真迫るクライマックスを演出。
また、2016年の『ガルム・ウォーズ』では、15年をかけた構想を実写とアニメーションで表現するなど、彼の作品は常にそれまでの映画の枠組みを拡大し続けてきた。