メゾン マルジェラ 2017年春夏コレクション - 18世紀とスポーツを融合させたモダンユニフォーム
メゾン マルジェラ(Maison Margiela)「デフィレ」2017年春夏ウィメンズコレクションが、パリ・ファッション・ウィーク2日目の2016年9月28日(水)に発表された。
今季ジョン・ガリアーノが綴るのは、3つのメッセージ。ナポレオンとその妻ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネが生き抜いた18世紀、銀行員などに見られる典型的なユニフォーム、そしてスポーツ。これら3つの要素の再解釈し、日常に溶け込むように仕上げる。
この主張は、時に一つの洋服の中に詰め込まれ、時にコーディネート全体で表現されている。トレンチコートには、英国バブアージャケットに見られるチェック模様を裏地にあしらい、ユニフォームのエッセンスを注入。バッグスタイルにはカッティングを入れ、さらにストラップを取り付けて、ドレスとして着られるように設計した。
ドレスとして纏うと、コートのラペル部分が美しい二等辺三角形のエンパイアラインを描き、18世紀のイメージへと繋げる。
一方、アクセントはドローコードを選び、スポーツのエレメントを香らせている。
また、銀行員のようなシャツにはポリティカルメッセージのようにロゴを散りばめ、制服と18世紀のスタイルを融合させた。