コシェ 2016年秋冬&17年春夏コレクション - 原宿に馴染む‟着られるクチュール”
コシェ(KOCHÉ)- フランス・パリの新進気鋭ブランドが、東京へやってきた。東京ファッションウィーク3日目の2016年10月19日(水)に、2016-17年秋冬&2017年春夏のミックスコレクションを発表。日本初展開をサポートしたエイチ ビューティ&ユースとタッグを組み、TOKYOでしか見ることのできない特別なランウェイショーを企画した。
パリコレクションの初参戦から数シーズン。わずかな時間で多くのメディアの話題をさらったコシェの魅力は、ストリートに根付いたファッション感性にある。
まず、ショー会場の選択。特定客のみを招くエクスクルーシブな開催や煌びやかな‟ハコ”は選ばず、地元に根付いた地をセレクトする。今回は、原宿駅から数分の原宿通りが舞台。
独特のファッション文化を支える古着屋から、うなぎ屋・ラーメン屋といったジャパニーズフード店などが密集するストリートだ。いくらかの交通制限はしたようだが、ショー中も歩行者が通り抜けられるほど人々に開放的なムードが広がっている。
そしてモデルのチョイスも独特。デザイナーのクリステル・コーシェは、ファッションの枠を飛び越えて芸能・音楽業界から、時にストリートキャスティングも行っている。