資生堂の香水瓶展「レ・パルファム・ジャポネ」東京・銀座で - 初期から現在まで約40点
資生堂(SHISEIDO)は、香水瓶展「レ・パルファム・ジャポネ(Les Parfums Japonais) ―香りの意匠、100年の歩み―」を資生堂ギャラリーで開催する。期間は2016年11月2日(水)から12月25日(日)まで。
本展は、資生堂銀座ビル、資生堂ギャラリーなど銀座に立地する4つの拠点から同一テーマで文化を発信するプロジェクト「BEAUTY CROSSING GINZA」における第4弾の一環として行われる。初代社長の福原信三が憧れたパリの芸術文化の一端を示すフランスの香水瓶とともに、彼が自ら手がけた初期の香水瓶、同社の化粧品づくりの姿勢を表す言葉「商品の芸術化」を受け継ぐ現代の香水瓶、約40点を展示する。
「商品の芸術化」の精神は、化粧品事業に主軸をおいて経営に乗り出した福原が「香りを芸術まで高めたい」という想いで、日本のオリジナリティあふれる香水づくりを目指したことから生まれた。西欧文化を栄養素としながらも日本的美意識をベースに置き、製品の細部にまでこだわった日本発の“本物”を生み出すことを、今日まで続けている。
初期の資生堂が目指した格調ある西欧の香水瓶の魅力は、ガラス工芸家、ルネ・ラリックを始めとするフランスのデザインから感じられる。