2016年12月6日 13:40
「ようこそ! 横尾温泉郷」神戸で開催 - 美術館が温泉地に!絵画や版画でめぐる旅、最後は温泉卓球も
「ようこそ! 横尾温泉郷」が、神戸の横尾忠則現代美術館で開催される。期間は、2016年12月17日(土)から2017年3月26日(日)まで。
本展では、美術館を温泉施設に見立て、横尾の体験を通した温泉と観光の旅へと来場者を誘う。旅と連動した〈温泉シリーズ〉を中心に、70年代から今日にかけて日本各地を舞台に制作された絵画、版画、観光ポスターなどを交えながら、各地の温泉、名所旧跡などを巡る。さらに観光のあとは〈銭湯シリーズ〉の浴女たちが待つ大浴場へ。館内には温泉卓球場やお土産処も用意されている。
〈温泉シリーズ〉で横尾ワールド全開の温泉旅行へ
2005年から08年にかけて、横尾は雑誌に「温泉主義」と題する旅行記を連載している。この連載のために描かれた一連の作品が〈温泉シリーズ〉。
すべての作品が、各地の温泉を訪れた横尾の現地取材をもとに制作されている。
それらは単なるスケッチではなく、温泉街の街並みや旅館の浴場、訪れた観光地など、横尾が旅先で出会った光景と、そこから呼び起こされた個人的な記憶や連想とが結びついた特異なビジョン。草津や城崎といった誰もが知る有名観光地も、不可思議な世界となって表現されている。