映画『20センチュリー・ウーマン』思春期の少年と、3人の女性が描く夏の物語
映画『20センチュリー・ウーマン』が、2017年6月3日(土)全国で公開される。
監督は、『人生はビギナーズ』のマイク・ミルズ。前作では、監督自らの父親との関係を題材に、突然父親にゲイを告白された男性が、自らの人生も見つめ直していく人間ドラマを独特な感性と映像表現で描いた。今回は、“自身の母親”をテーマに、1970年代後半の南カリフォルニアで愛と自由を探し求める3人の女性たちの生き方を描く。
注目は母親を演じたアネット・ベニング。本作での彼女の演技はキャリア史上最高と言われるほどだ。その他、『フランシス・ハ』のグレタ・ガーウィグ、『ネオン・デーモン』のエル・ファニングといった、各世代を代表する女優が集結。監督の分身とも言える少年ジェイミーを演じた新人の美少年、ルーカス・ジェイド・ズマンの瑞々しい演技も高い評価を得ている。
第74回ゴールデン・グローブ賞では、作品賞(ミュージカル/コメディ部門)、主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)の主要2部門にノミネート。また、第89回アカデミー賞においては『20センチュリー・ウーマン』で、マイク・ミルズが脚本賞(オリジナル)にノミネートされた。