ジャン=リュック・ゴダール監督映画『はなればなれに』新宿シネマカリテほか各地の劇場で上映
ジャン=リュック・ゴダール監督、アンナ・カリーナ主演による映画『はなればなれに』が、2017年1月21日(土)より、新宿シネマカリテほかにて順次公開される。
本作は、ゴダールがアメリカの犯罪小説をもとに製作した、型破りな3人組による恋と犯罪の物語。日本では長らく劇場公開が実現せず、1998年に初めて上映された作品で、初期ゴダールのなかでも特に人気の高い1作として知られる。
ある日偶然出会った小悪党の男ふたりと、無垢な女。パリ郊外にある女の叔母の家から大金を盗む計画を立てる3人だが、予期せぬハプニングから計画は殺人事件へと発展する。強欲なアルチュールに惹かれる奥手なオディールと、彼女をひたむきに愛する優しいフランツ。アマチュア強盗団3人のバランスは、逃亡生活のなかで徐々に崩壊していく…。
数多くある印象的なシーンの中でも特に、インストゥルメンタル・ナンバーと共に3人がカフェでマディソン・ダンスを踊るシーンと、実際のルーブル美術館でゲリラ撮影された3人の全力疾走シーンは、映画ファンの間で現在も語り継がれる名シーン。
ベルナルド・ベルトルッチ監督『ドリーマーズ』(2003)、ロジャー・ミッシェル監督『ウィークエンドはパリで』(2013)