ユイマ ナカザト 17年春夏オートクチュールコレクション、火・風・水・土で生み出された「未来の衣服」
ユイマ ナカザト(YUIMA NAKAZATO)2017年春夏オートクチュールコレクションが、2017年1月23日(木)フランス・パリで発表された。
彼は、ファッションと最先端テクノロジーを融合させた全く新しいものづくりで注目されている日本人デザイナーの1人だ。先シーズンの2016年秋冬オートクチュールコレクションは、日本人として史上2人目、森英恵以来12年ぶりとなる、パリでのオートクチュール発表を果たした。
そんなユイマ ナカザトが手掛ける2017年春夏オートクチュールコレクション。今シーズンは「火・風・水・土」をテーマに掲げ、4大元素が融合することで新しい物質が誕生する、という古い言い伝えから着想を得た。各要素をイメージした衣服を組み合わせ、そこにテクノロジーを融合することで、ドリーミーで全く新しい「未来の衣服」を創り出した。
すべての服は、針と糸を使用せず、「3Dプリント」や「レーザーカッター」で作った無数のパーツを1枚1枚組み合わせて完成させている。目を凝らしてみると、各パーツは日本の家紋や市松模様を彷彿させるデザインだ。
ファーストルックを飾ったのは「火」を表現したガウン。