ルイ・ヴィトン 2017-18年秋冬コレクション - ルーブル美術館内で文化の融合を詩的に表現
ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)は、2017-18年秋冬ウィメンズコレクションをフランス・パリのルーブル美術館内マルリーの中庭にて発表した。
創業当時より「境界線」に対して様々なアプローチを続けてきた、ルイ・ヴィトン。あらゆる文化が融合しグローバル化した現代において境界線とは何なのか…。その問いが導き出したのは、「境界線」という概念を離れた「ノマド」の考え方だった。コレクションでは、都市と遥か遠い地方のエッセンスが交わり、マスキュリンとフェミニンが融合され、メゾンの伝統と現代のフィーリングが重なっていく。
ニコラ・ジェスキエールがシティの代名詞として挙げているスポーツの要素は、スラブ民族の文化と対面させた。大判のストールやケープなど民族的なエッセンスを感じるディテールはあらゆるウェアに張り付き一体化して、文化の交差点を詩的に表現する。
マテリアルはミックススタイルが基本。
ウールとレザー、さらにテクニカル素材を合体したジャケット、シルクとレース、オーガンザを合わせたドレス。また、素材そのものをダイレクトに表現せず、キャミソールドレスなどに用いられたレースには、ビニールのようなコーティングが施され、リアルレザーとフェイクレザーは差異が出ないようどちらにも加工をする。