くらし情報『映画『裁き』理不尽な裁判と複雑な社会システムに生きる人々、インドの気鋭監督が贈る異色の法廷劇』

2017年4月11日 17:30

映画『裁き』理不尽な裁判と複雑な社会システムに生きる人々、インドの気鋭監督が贈る異色の法廷劇

映画『裁き』理不尽な裁判と複雑な社会システムに生きる人々、インドの気鋭監督が贈る異色の法廷劇

インド発の法廷映画『裁き』が、2017年7月より、渋谷・ユーロスペースほか全国の劇場で順次公開される。

本作は、“自殺を扇動する歌”を歌ったという不条理な容疑で逮捕された歌手と、彼の運命を握る裁判官、検事、弁護士が織りなす法廷攻防、そしてそれと並行する彼らの私生活を、独特の視点とカメラワークで描いた異色の法廷劇。

監督は、ムンバイを拠点としながらもボリウッドと一線を画し、独自のスタイルで作品を作り上げているインドの新世代監督チャイタニヤ・タームハネー。米経済誌フォーブス「アジア エンターテインメント&スポーツにおける30歳以下の30人」、米業界誌ハリウッド・レポーター「世界で最も将来が期待されている30歳以下の映画監督の一人」に選出されるなど、世界の映画界に新風を巻き起こしている監督の一人だ。

インド独自の社会システムを背景に、国家権力などの問題にも踏み込んだ本作でも、階級、宗教、言語、民族など、複雑な社会環境の中に身を置いている彼らそれぞれの日常と、法廷の中での一つの裁きが多層に重なっていく複雑な人間ドラマを、ユーモラスかつ洞察力に富んだ視点で描き出している。

なお本作は、ヴェネツィア国際映画祭で2部門を受賞、アカデミー賞外国語映画部門でもインド代表として選出されている。

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