映画『エルネスト』オダギリジョー主演、チェ・ゲバラと共に戦った日系人の知られざる生涯
オダギリジョーを主演に迎えた日本・キューバ合作映画『エルネスト』が、2017年10月6日(金)より、TOHOシネマズ新宿ほか全国の劇場にて公開される。
1967年10月にこの世を去り、今年2017年に没後50年を迎えるキューバ革命戦士“エルネスト・チェ・ゲバラ”。革命家、反帝国主義のカリスマとして、また、革新を想起させるシンボルとして今もなお世界中でゲバラの存在は明確に息づいている。
本作は、そんな彼の部隊に帯同し、ボリビアの軍事政権との戦いにおいて25歳の若さで散った実在の日系人で、オダギリジョー演じるフレディ・前村・ウルタードの知られざる生涯を描いた作品だ。
日系二世として生まれたフレディは、医者を志し、キューバの国立ハバナ大学へと留学する。そしてキューバ危機のさなかにチェ・ゲバラと出会い、その深い魅力に心酔し、ゲバラの部隊に参加。チェ・ゲバラから、彼のファーストネームである“エルネスト”を戦士名として授けられ、ボリビアの軍事政権との戦いに身を投じていった。
本作を手がけるのは、『亡国のイージス』(2005年)や『北のカナリアたち』(2012年)などで知られる阪本順治。
主演のオダギリジョーとは3度目のタッグとなる本作で、初めて実在する人物を題材にした長編映画に挑戦する。