くらし情報『「フランス人間国宝展」を東京国立博物館で - 玉虫色に輝くモダンな陶器やアーティスティックな傘』

2017年9月25日 15:45

「フランス人間国宝展」を東京国立博物館で - 玉虫色に輝くモダンな陶器やアーティスティックな傘

「フランス人間国宝展」を東京国立博物館で - 玉虫色に輝くモダンな陶器やアーティスティックな傘

「フランス人間国宝展」が、上野・東京国立博物館にて2017年11月26日(日)まで開催される。

日本の通称「人間国宝」にならい、1994年から続くフランスの称号「メートル・ダール」。伝統工芸の最高技能者に与えられるこの称号には、伝統と新しさが自然な形で共存するフランスの美学が感じられる。本展では、そんな「メートル・ダール」の称号を持つ作家13人と、次世代の注目作家2人を紹介。彼らの美しい”手仕事”は、伝統的な美を大切にする日本人の心にもすっと染み込んでくるのではないだろうか。

ジャン・ジレルは、中国宋王朝時代の陶器「曜変天目」を制作のテーマとして掲げる陶芸家。玉虫色に輝く彼の陶器には、アジア特有の神秘的なオーラと、フランスらしいミニマムさが融合している。フランス大統領府から指名を受ける金銀細工師、ロラン・ダラスプも参加する。
常に新しさを探求するロラン。金という固く無機質な素材に反した、美しい曲線や鮮やかな色味に思わずうっとりとさせられる。

傘職人、ミシェル・ウルトーの作品も紹介。幼い頃から傘に対し特別な情熱を持っていた彼の作品は、単なる日常的な実用性を越え、アートとしての美しさを放つ。

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