くらし情報『ディオール 2018年春夏コレクション - ニキ・ド・サンファルの作品に想いを重ねて』

2017年9月29日 19:00

ディオール 2018年春夏コレクション - ニキ・ド・サンファルの作品に想いを重ねて

ディオール 2018年春夏コレクション - ニキ・ド・サンファルの作品に想いを重ねて

ディオール(Dior)の2018年春夏ウィメンズコレクションが、フランス・パリで発表された。

今季の起点となったのは、ニキ・ド・サンファル。ラクダの背中に乗った姿、そして芸術家と活動する前のこと、モデルとして活躍した時代。さらに、かつてディオールを引っ張ていたマルク・ボアンと親しい友人関係を示すもの。それらの時代を切り取った写真が、今季のクリエーションのインスピレーション源となる。

象徴として取り入れられたのは、ニキ・ド・サンファルの代表作の一つ「Nana」。フランス語で女性のことを差す”ナナ”を名に持つ作品は、とにかく鮮やかな色彩がポイントだ。それら溢れんばかりにカラフルなパレットは、レースやシルク、レザーと交わり、ファッションとして現代に飛び出す。


そして、もう一つ「タロットの庭」と呼ばれる作品。鏡のようなキラキラとしたパーツを寄せ集めた、トスカーナにあるこの作品もファッションへと変化を遂げる。

洋服は、マルク・ボアンの時代からヒントを得て、60~70年代の要素をふんだんに。ディオール史上”最も大人しい”デザイナーとも呼ばれていた彼だが、女性の日常着を多数提案した影の立役者。

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