2017年10月6日 17:45
“視覚の魔術師”「ミラクル エッシャー展」大阪などで開催、日本初公開の「だまし絵」約150点が集結
「生誕120年 イスラエル博物館所蔵 ミラクル エッシャー展」が、大阪・あべのハルカス美術館で2018年11月16日(金)から2019年1月14日(月・祝)まで開催される。また、同展は福岡に2019年2月から3月まで、愛媛に4月から6月まで巡回する予定だ。
“視覚の魔術師”エッシャー
20世紀を代表する奇想の版画家、マウリッツ・コルネリス・エッシャー。“視覚の魔術師”とも呼ばれる彼は、独特の構図と唯一無二の技法を使った「だまし絵(トロンプ・ルイユ)」の作品で有名だ。コンピュータの存在しない時代に発想した、緻密で数学的なアートワークは人々を驚かせた。
日本初公開の約150点
エッシャーの生誕120周年を記念した本展では、彼の代表的な作品に加え、初期に制作された作品、さらにその版画制作に使用された板や直筆のドローイングなど、約150点が集結。世界最大級のエッシャー・コレクションを誇る、イスラエル博物館が所蔵する貴重なコレクションが日本初公開される。
エッシャーの代表的な構図の原点ともいえる、抽象的な形がだんだんと具体的な姿に変容していく横長の構図が特徴の「メタモルフォーゼ」シリーズ。
今回は、貴重な初版とされている幅4mにもおよぶ《メタモルフォーゼⅡ(1939-40)