2017年10月28日 10:00
ロバン・カンピヨ監督作 映画『BPM』エイズ差別に挑む若者たちの恋と人生
ロバン・カンピヨ監督最新作『BPM (Beats Per Minute)』(原題)が、2018年、日本で公開される予定。フランス全土で60万人を動員したヒット映画だ。
『BPM』の背景には…
舞台は1990年代初頭のパリ。エイズによる差別や不当な扱いに抗議し、政府や製薬会社などへ変革に挑んだ実在の団体「ACT UP」(正式名称:the AIDS Coalition to Unleash Power)の活動を通して、若者たちの恋と人生の輝きを表現する感動作。ACT UPのメンバーだったという監督自身の経験がストーリーのベースとなっている。
明日生きられるか分からない主人公。エイズの感染を減らしたい、友人の命を助けたいという想い、そして恋人との限りある愛。生と死や、理想と現実の間で葛藤、そして強く生きる若者たち。
彼らの生き生きとした表情や行動が、力強くエモーショナルな映像と共に描いていく。
ACT UPとは?
ACT UPは、エイズ・アクティビストの団体。英語では”the AIDS Coalition to Unleash Power”で意味としては、”力を解き放つためのエイズ連合”。