映画『ナチュラルウーマン』アカデミー賞外国語映画賞 - トランスジェンダーの歌手を描くドラマ
映画『ナチュラルウーマン』が2018年2月より公開される。
トランスジェンダーの歌手が恋人の死をきっかけに、差別や偏見と闘いながら自分らしく生きる姿を描いた映画、『ナチュラルウーマン』。
ベルリン国際映画祭では脚本賞を受賞。辛口で知られる映画批評サイト「ロッテントマト」では100%フレッシュと高い評価を得て、第90回アカデミー賞ではアカデミー賞外国語映画賞を受賞した話題作だ。
ストーリー
舞台は、チリ、サンティアゴ。ウェイトレスをしながらナイトクラブで歌うマリーナは、身体の性と心の性が一致しないトランスジェンダー。年の離れたパートナー、オルランドと一緒に暮らしていた。
しかし、マリーナの誕生日を祝った夜、自宅のベッドでオルランドは意識が薄れたまま亡くなってしまう。
突然直面した恋人の死をきっかけに、マリーナは思いがけないトラブルに巻き込まれていく。
愛する人を失い深い悲しみに暮れるマリーナに、無遠慮で容赦のない差別や偏見が浴びせられる。それでも彼女は最愛の人に別れを告げるため、女性として生きていく権利を胸に前を向いて歩くことを決意する。
自身もトランスジェンダーの歌手、ダニエラ・ヴェガが主演
ヒロイン・マリーナを演じるのは、自身もトランスジェンダーの歌手であるダニエラ・ヴェガ。