くらし情報『“現代の春画・妖怪画”佐伯俊男、エロス・ユーモア・ホラーを交ぜた国内最大規模の展覧会『雲然』』

2017年12月22日 19:45

“現代の春画・妖怪画”佐伯俊男、エロス・ユーモア・ホラーを交ぜた国内最大規模の展覧会『雲然』

“現代の春画・妖怪画”佐伯俊男、エロス・ユーモア・ホラーを交ぜた国内最大規模の展覧会『雲然』

“現代の春画・妖怪画”として称される、伝説の絵師・佐伯俊男の国内最大規模の展覧会『雲然』が、2018年1月20日(土)から2月24日(土)まで東京・NANZUKAにて開催される。

佐伯俊男はエロス、ユーモア、ホラーを織り交ぜた独特の作品で魅了する画家。寺山修司、澁澤龍彦らの賞賛を呼び、1970年に平凡パンチにてデビュー。同年に処女作品集『佐伯俊男画集』を発表後、原画展をパリで開催。ジョン・レノンとオノ・ヨーコのアルバム「サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ」に使用されるなど、瞬く間に国際的なアーティストへと成長した。

しかしながら、佐伯の人生には悲劇的な一面も。パリで行った展覧会終了後には全作品が盗難に遭うなど、様々な災難も乗り越えてきた。

そんな佐伯が描くのは、“現代の春画・妖怪画”とも呼べるブラックユーモアとエロスの世界観を持ち合わせた作品の数々。
どの作品もあらゆる性的タブーを露にし、内面をえぐるような刺激的な仕掛けに満ちている。

過去最大規模の展覧会となる『雲然』には、70年代から80年にかけて佐伯が描いたオリジナル作品を中心に、新作も発表。会場には彩色を加えた巨大な壁画も登場予定だ。

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