ハリー・ディーン・スタントン主演映画『ラッキー』90歳の無神論者が向き合う「死」、D・リンチ出演
2017年9月にこの世を去った名優、ハリー・ディーン・スタントン最後の主演映画『ラッキー』が、2018年3月17日(土)に公開される。
90歳の無神論者が向き合う「死」
本作は、名バイプレイヤー(脇役)として知られるジョン・キャロル・リンチが、全ての者に訪れる人生の終わりについて描いた初監督作品。全ての者に平等に訪れる「死」をテーマに、90歳の気難しい現実主義者の主人公・ラッキーが過ごす最後の時を描く。
あらすじ
神など信じずに生きてきた90歳のラッキーは、今日もひとりで住むアパートで目を覚まし、コーヒーを飲みタバコをふかす。いつものバーでブラッディ・マリアを飲み、馴染み客たちと過ごす。
そんな毎日の中でふと、人生の終わりが近づいていることを思い知らされた彼は「死」について考え始める。子供の頃怖かった暗闇、去っていったペットの亀、あるいは戦禍で微笑んだ日本人の少女――小さな街の人々との交流の中で、ラッキーは「それ」を悟っていく。
ハリー・ディーン・スタントンの体験に基づいたエピソード
『パリ、テキサス』『レポマン』『ツイン・ピークス』などで知られる俳優・ハリー・ディーン・スタントン。