2018年3月22日 17:50
ティート トウキョウ 2018-19年秋冬コレクション - 現実世界の理想郷を探す旅路
ティート トウキョウ(tiit tokyo)は、2018年3月19日(月)に、2018-19年秋冬コレクションを東京・渋谷ヒカリエにて発表。ランウェイには松井愛莉が登場し、コレクションの世界を華やかに表現した。
今シーズンのテーマは「SOMEWHERE」。インターネットやAIなどテクノロジーに囲まれた社会で未来に向かっていく中で、“リアル”の世界の中の穏やかな理想郷を探しに、自分の足を使って旅に出ていく様子を描き出す。インスピレーションとなったのは現実に存在する自然、空気、音、光の美しさ。前シーズンより考えてきた、ティート トウキョウの未来観を提示する。
ブルーやイエローなど鮮やかなカラーリングのファンシーツイードは、広い自然界の中にひっそりと存在する鮮やかな色を抽出して表現。織られた糸の、何種類もの色が混ざり合い、名前の付けられないような、複雑な色彩を放つ。
1つ1つの色そのものはヴィヴィッドであっても、その複雑な混合とツイードの織りの柔らかさが、優しい光へと導いていく。
様々な編み方のニットも散見された。緩急のあるニッティングによって裾にかけて波打つフレアを描くトップスや、フリンジをあしらったニットセーター、ふわふわとした毛並みのニットをレイヤードしたスタイルなど、その1点1点に細やかな技巧が感じられる。