くらし情報『「パメーラ・ジューン・クルック展」諸橋近代美術館で、キング・クリムゾンのジャケットで知られる芸術家』

2018年5月20日 10:50

「パメーラ・ジューン・クルック展」諸橋近代美術館で、キング・クリムゾンのジャケットで知られる芸術家

「パメーラ・ジューン・クルック展」諸橋近代美術館で、キング・クリムゾンのジャケットで知られる芸術家

現代アーティスト、パメーラ・ジューン・クルックの個展「Dear Ms.Crook〜パメーラ・ジューン・クルック展〜」が、2018年7月8日(日)から10月21日(日)まで、福島・諸橋近代美術館にて開催される。

パメーラ・ジューン・クルック(1945〜)は、英国生まれの現代アーティスト。変形カンヴァスを効果的に活用し、額縁にまで画面を拡張させて描く独創的な手法で知られる。1996年にイギリスのプログレッシブロックバンド「キング・クリムゾン」のリーダーであるロバート・フリップと知り合って以降は、度々CDジャケットのカバーアートに彼女の作品が使用されており、その世界観が世界的に広まっていく1つのきっかけとなっている。

その一方で、諸橋近代美術館の創設者でコレクターの諸橋廷蔵(1932年〜2003年)が作品を購入した経緯も運命的なものであり、クルックの名が世に知れ渡る大きな要因となっている。1995年に美術館創設に向けた作品購入のためフランス・パリに赴いていた諸橋は、偶然クルックの展覧会に立ち寄り、展示されていた全ての作品を購入。この偶然の出会いがクルックと諸橋近代美術館の友好関係の始まりであり、これらの作品は、美術館の創設時に諸橋からサルバドール・ダリをはじめとする近代絵画とともに寄贈されている。

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