2018年6月28日 17:00
Y-3 2019年春夏コレクション - 風を纏い、空間を味方にする服
Y-3(ワイスリー)の2019年春夏コレクションが、パリファッションウィーク最終日の2018年6月24日(日)に発表された。会場は、ルーヴル美術館にあるパリの「Muséedes ArtsDécoratifs」。この歴史ある空間で、今シーズンはまったく対照的な近未来的ワードローブを披露した。
身体と服のあいだにある“空間”に着目
今季は、身体と服の間にある空間に着目し、風を味方にして飛び立つパラシューティングとセーリングから着想を得た。軽量化された機能素材を用いて、身体と服の間に空気を含ませている。
機能素材とひとくちに言えど様々で、その種類はGORE-TEXをはじめ、軽量ナイロン、パッチワークメッシュ、ハイテクコットン、アディゼロ、そしてハイストレッチなど。とにかく軽やかな素材群は、動きに伴う予期しないボリュームを生み出している。とりわけGORE-TEXは、世界で最も軽量と謳われる「SHAKEDRY GORE-TEX」を採用し、フード付きのジャケットとロングコートを制作した。
また、その素材感を活かすためのディテール構成も魅力で、ウィメンズのワンピースにはたっぷりギャザーを施しているし、メンズのパンツはタックを入れてワイドに仕立てた。