四国最大級の水族館「四国水族館」香川・宇多津町にオープン、瀬戸内海を望むイルカショーやサメ水槽など
四国初の大型水族館「四国水族館」が、香川県・宇多津町に誕生。四国4県の居住者限定で4月1日(水)より先行オープン。なお、4月8日(水)からは全館休館し、再オープンは未定に。
“四国水景”がテーマの次世代型水族館
四国最大級の水族館「四国水族館」では、四国水景をテーマに、四方を海に囲まれた四国ならではの水中世界をダイナミックに再現。「四国水族館」を体験すれば、四国を巡ってみたくなる仕掛けが館内の随所に盛り込まれている。また、時間帯や季節により変化する空間演出を取り入れた「次世代型水族館」を目指す。
開業地である香川県・宇多津町は、四国と本州を結ぶ瀬戸大橋のふもとにあり、高松空港からも近い、“四国の玄関口”のような場所。アクセス良好な立地で、四国の新たなランドマークとなることが期待される。
大海原をイメージした巨大水槽
館内には「四国水族館」ならではの工夫をこらした展示が溢れている。「綿津見(わたつみ)の景」では、四国最大となる幅11m・高さ5.5m・水量650㎥の大水槽で、スマ、マサバ、シイラ、マダラトビエイなど約20種類の回遊魚を展示予定。四国の南岸を洗うように流れる世界最大の暖流「黒潮」と、その先に広がる北太平洋海域をイメージした、ダイナミックな世界を感じることができる。
海の底から見上げるようなサメ水槽
「神無月の景」ではアカシュモクザメの群れを展示。アカシュモクザメの特徴的なシルエットを、直径約4mの巨大な丸窓から見上げるようにして眺めることができる。サメを海の底から見上げているかのような、臨場感のある展示手法が魅力だ。
荒々しい“うずしお”を体感できる水槽
鳴門の荒々しい潮流をイメージしたのは、「渦潮(うずしお)の景」だ。世界三大潮流に数えられる鳴門海峡中央部の激流と、海峡両岸の穏やかな流れの境に発生する鳴門のうずしお。
水槽の前に立つと、海の中でうずしおを覗いているような感覚を体験することができる。
瀬戸内海と一体化しているかのようなイルカプール
四国唯一の本格的なイルカライブが開催される「イルカプール」にも注目。海面との高低差を減らすことで、プールがまるで目の前の瀬戸内海と一体化しているかのような感覚を楽しむことができる。また、見る場所によって楽しみ方が変わるように空間設計されている点もポイントだ。季節や時間によってさまざまな表情を見せる瀬戸内海の美しい景観と共に、躍動感あふれるイルカライブを楽しむことができる「イルカプール」は、「四国水族館」の人気エリアになるだろう。
龍宮伝説をテーマとした「龍宮の景」
「龍宮の景」は、香川県三豊市の龍宮伝説と四国八十八カ所霊場をモチーフに、仏画と書、光のアートを融合させ、四国の歴史と文化を表現した空間。館内で唯一水槽を使わない展示となっている。
仏師・仏絵師の松久佳遊が描いたうみ月の姫神やウミガメや海の生きものがその世界へと誘い、書家の柏木白光による神や仏を組み合わせた壁画の回廊へと続いていく。
回廊を抜けた先にある龍宮殿では、海中世界や四季の移ろいを色とりどりの魚たちの切り絵で再現した切り絵作家・酒井敦美の作品を眺められる。
全国の水族館初、AIによる解説システムで館内を案内
「四国水族館」では、全国の水族館では初となるAIによる解説システムを導入。館内の生きものや館内を案内してくれるAIシステムとなっており、聞きたい内容について電話横のタッチパネルで選択し、レトロな黒電話のダイヤルを回すと、質問によって3人の案内スタッフが答えてくれる仕組みになっている。
【詳細】
四国水族館
オープン日:未定
※2020年4月1日(水)より四国4県の居住者限定で先行オープンを実施していたが全館休館。再オープンは未定。
※最新情報については、公式HPの確認を推奨。
※当初は、2020年3月20日(金・祝)のグランドオープンを予定していた。
住所:香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁4番地
一般料金:大人2,200円※16歳以上/高校生、小・中学生1,200円/幼児600円※3歳以上
営業時間:
・3月20日~9月30日 9:00~18:00
・10月1日~3月19日 10:00~18:00
・GW・夏期 9:00~21:00
※最終入館は閉館の30分前まで
■チケット払い戻しに関して
2020年3月19日より販売を予定していたWEB入館チケットの販売は、グランドオープン延期に伴い販売開始を延期。
既に購入したJR四国 四国水族館切符(2020年2月20日販売開始)は、購入場所で手数料なしで払い戻しが可能。
【問い合わせ先】
四国水族館
TEL:0877-49-4590