2018年8月25日 18:20
田名網敬一の個展が京都dddギャラリーで、新作プリント作品やコラボアイテムなど約20点が集結
田名網敬一の個展「田名網敬一の現在-Keiichi Tanaami Dialogue」が、2018年8月28日(火)から10月23日(火)まで京都dddギャラリーにて開催される。
デザイン、イラストレーション、アニメーション、実験映画、立体作品、絵画と多岐にわたり作品を生み出してきた田名網。「田名網敬一の現在-Keiichi Tanaami Dialogue」では、約20点の新作プリント作品、アニメーション、立体作品から、ファッションブランドとのコラボレーションアイテム、出版物、プロダクトアイテムなどを紹介。展示を通して、現在の田名網の姿に迫る。
田名網は近年、自身の実体験に基づく様々な記憶や夢を原風景に、その80年以上もの歴史を記した「曼荼羅図」を制作。幼少期に体験した戦争の記憶から表現された、アメリカンコミックから引用したアメリカの爆撃機、その中で光を放つ擬人化した爆弾、威嚇するように蠢めく鶏、金魚といったモチーフが描かれている。また、田名網の敬愛するアーティストやSF雑誌、漫画からの引用も多数見て取れる。作品を通して記憶をポジティブなものへと変換しようとする姿勢と、田名網ならではのポップな世界観が表現された作品となっている。