リック・オウエンス 2019年春夏コレクション - 水の次ぎは火
リック・オウエンス(Rick Owens)の2019年春夏ウィメンズコレクションが、フランス・パリで2018年9月27日(木)に発表された。
“水しぶき”会場が再び!!
ショー会場につくやいなや雨カッパを手渡されたのはちょうど1年前のこと。パリ・セーヌ川に面したパレ・ド・トーキョーに設置された会場で、激しいスプラッシュの中行われたランウェイショー。水しぶきの中やっとの思いで洋服を見た覚えがある。
今季は同じ会場。あのとき水がたっぷり引かれたプールは姿を消し、水が抜かれた空間には三角形のタワーが一つ。メンズと連動した動きを見せるブランドであるため「まさか…」と思いながら、期待に胸を膨らませて始まりを待った。
不可思議な肌を守るためのピース
始まりと同時に現れたのはブラックジャケット。
アームは不自然に膨らみ、羽のように突起が出ていて羽ばたくようにゆれてまるで"昆虫”みたい。後から登場したドレスは軽量素材で作られていて、バックスタイルの装飾部分がふわーっと風にのり、蝶のように羽を広げている。
襟口だけがデフォルメされたテーラード、長方形の謎の突起が刺さったラップスカート。太ももに取り付けられたポーチ、腕につけられた不可思議な立体的バングル。三角形を幾何学的に配置したワンピースやコート。アーキテクチャーなその佇まいが、ますます「塔」をキーワードにしたメンズコレクションとのシンクロ性を感じさせる。
謎が多いピースが続くが、やはり気になるのは防御的な小物たち。サングラスは大振りで目を守るというよりは、顔半分を覆いつくすようなビッグサイズ。
顔~首、さらに髪の毛全体を守っているのはスカーフではなくTシャツだ。
燃えた!!水の次は火だった
不思議に思っていると、手に聖火を持ったモデルが現れ…リック・オウエンスの楽しいショータイムの幕開けだ。三角形のオブジェが燃え出し会場全体に熱気が包まれた。燃え上がる炎、観客の顔面まで伝わる熱波。そう、この身体保護のアイテムは、メンズコレクション同様にきっと防火のピースだったのだ。
メンズコレクションではインビテーションにマスクがついていたというが、ウィメンズは紙一枚。しかし、シートにはうちわと水が用意されていて"暑さを避けて”というメッセージだろうか…。一緒に強いアルコールが入っていたが、これは“もっと燃やせ”という意味だったのだろうか…。
デザイナーの意図は定かではないが、やっぱりワクワクさせてくれる演出が魅力的。熱く燃え上がる会場の中で、防火服を纏ったモデルたちが一人、また一人と炎の近くへ降り立ちランウェイを闊歩している。洋服はショート丈のボトムスで足は露出、トップスやドレスは穴ぼこでボディが露わになっている。ボディは守れていないに等しいが、いずれも顔~首にかけての防火対策は万全だ。
提供元の記事
関連リンク
-
【ほっともっと】が発信する"食のウェブマガジン" 『HOTTO LIFE magazine』河北麻友子さん10.14(水)より公開
-
new
「やっとお義母さんに会えた嬉しい!」初対面で馴れ馴れしすぎる息子の嫁。第一印象からすでにイライラが止まらない件
-
錦山窯120年「旦 ASHITA」──伝統は、変わり続けることで受け継がれる
-
new
松島聡、長期出張の恋人を健気に待ち…『ピーチ・ジョン』新ウェブ動画公開&フレグランスディフューザーも考案「これが松島の香りかって思ってもらえたら」
-
new
舞台『千と千尋の神隠し』ワールドツアー、7名の千尋役を発表。乃木坂46井上和、豊嶋花、平澤宏々路が新たに抜擢