2018年10月6日 18:00
コム デ ギャルソン 2019年春夏コレクション - 川久保玲が考える「静かなコレクション」
コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)の2019年春夏ウィメンズコレクションが、フランス・パリで発表された。
変化し続けるコム デ ギャルソン
コム デ ギャルソンは、10シーズンに渡ってランウェイで芸術作品のようなショーピースを発表し、そのエッセンスを落とし込んだコマーシャルピースを展開する、という方法を行ってきた。しかし、今季からはよりシンプルな考え方に回帰した。
ポイントは「ハサミを入れること」
川久保玲が「静かなコレクション」と表現する今季の特徴は、カッティング。彼女が考える上質なもの、仕立てのよいクラシックなものにハサミを入れ、新しいものを作り上げる。そこには、今までのものを捨て、新境地へ臨む意気込みのようなものが感じられる。
多くはテーラードがベースとなっていて、上質な素材のジャケットやジャンプスーツが並ぶ。中には総刺繍を施した生地も。
カットされた位置はピースによって異なり、ウエストを真っ二つに切ったもの、ジグザグにカッティングしたもの、サイドにスリットのように入れたものなどがある。
新しい肌に直接纏う
隙間からのぞいているのは、タトゥのようなボディスーツ。