映画『ドント・ウォーリー』ガス・ヴァン・サント×ホアキン・フェニックス、一番皮肉屋な風刺漫画家の半生
ガス・ヴァン・サント監督映画『ドント・ウォーリー』が、2019年5月に全国で公開される。
ガス・ヴァン・サント3年ぶりの新作
『マイ・プライベート・アイダホ』『小説家を見つけたら』『ミルク』等で知られるガス・ヴァン・サント監督にとって3年ぶりの新作となる本作は、2014年に惜しまれつつ他界したロビン・ウィリアムズが映画化を熱望した、オレゴン州ポートランド出身の風刺漫画家であるジョン・キャラハンの半生を描いた人間ドラマ。
四肢麻痺の風刺漫画家、ジョン・キャラハン
アルコール依存症を患っていたジョン・キャラハンは、21歳の時に交通事故で四肢麻痺となってしまう。紆余曲折あり漫画家となったキャラハンは、その独特の画風とタブーにも切り込むスタイルで人気を博し、その作品は生まれ故郷ポートランドの新聞「ウィラメット ウィーク(Willamette Week)」に、1983年からこの世を去るまでの27年間に渡って掲載されていた。
ロビン・ウィリアムズの意思を継ぎ、盟友ガス・ヴァン・サントが監督&脚本
『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(98)の公開時点で既に映画化の企画を温めていたというウィリアムズが当時から監督にと相談をしていたのが、ポートランドに縁のある人物であり、同作の監督を務めたガス・ヴァン・サントその人だった。