映画『荒野にて』アンドリュー・ヘイ監督作、天涯孤独の少年が馬を連れ“居場所を探す旅”に出る
2015年ベルリン国際映画祭 銀熊賞(主演女優賞、主演男優賞)をW受賞し、2015年全米映画批評化家協会賞 主演女優賞を獲得した、話題作だ。
『Mommy/マミー』を手掛けた、グザヴィエ・ドラン監督は「アンドリュー・ヘイの世界に、ふっ飛ばされた。少年の絶望が、詩のような美しさで滲み出していく―。」と本作を称している。
チャーリー・プラマーがやり場のない痛みを瑞々しく演じきる
主人公のチャーリー役には、若き期待の新星チャーリー・プラマー。孤独、やり場のない痛みを瑞々しく演じ、映画『荒野にて』では、すでに第74回ヴェネチア国際映画祭 マルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞している。
あらすじ
小さい頃に母が家出し、その日暮らしの父と二人暮らしのチャーリー。家計を助けるために競走馬リーン・オン・ピートの世話をする仕事を始めるが、ある日父が愛人の夫に殺されてしまう。15歳で天涯孤独になってしまったチャーリーの元に、追い打ちをかけるように届いたのは、試合に勝てなくなったピートの殺処分の決定通知だった。
チャーリーは一人馬を連れ、唯一の親戚である叔母を探す旅に出るが、彼らの前に広がるのは、あまりに広い荒野だった―。