2019年3月2日 18:00
映画『ハウス・ジャック・ビルト』殺人鬼の12年間を描く、ラース・フォン・トリアーの復帰作
映画『ハウス・ジャック・ビルト』が、2019年6月14日(金)に新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開される。
途中退出者続出!シリアルキラーの12年間を描いた問題作
映画『ハウス・ジャック・ビルト』は、あるきっかけから殺人に没頭しシリアルキラーと化してしまう、建築家になる夢を持つ技師・ジャックが主人公。彼の5つのエピソードを通して、“ジャックの家”が建つまでの12年間の軌跡が描かれる。
とはいえ、これは鬼才ラース・フォン・トリアーの作品。ただただ主人公による連続殺人を描いている訳ではない。物語は全く想像のつかない世界へと展開されていくという。
ジャックが自らの作品作りのように殺人に没頭する 姿 を描く内容から、カンヌ国際映画祭では映画を見続けることができない人が続出。途中で退出する人が続出した。
それにも関わらず、上映後にはスタンディングオベーションが鳴りやまないという珍しい光景が見られた。賛否真っ二つの異様な作品だ。その過激さからアメリカでは映画協会による修正版のみ正式上映が許可されたが、日本ではR18+指定で無修正完全ノーカット版で上映が実現する。
監督は鬼才ラース・フォン・トリアー
監督を務めるのは、第71回カンヌ国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門で、7年間の追放処分から待望の復帰を果たした、ラース・フォン・トリアー。