2019年3月2日 15:30
サンローラン 2019年秋冬ウィメンズコレクション - 漆黒の世界で浮かび上がる強い光
サンローラン(Saint Laurent)の2019-20年秋冬ウィメンズコレクションが、フランス・パリで2019年2月26日(火)にメンズコレクションと合同で発表された。
「暗闇と光」
ショー会場は、昨シーズン同様、パリ有数の観光スポット・トロカデロ庭園。エッフェル塔がキラキラと輝く20時に開始時間が設定されていたが、今季は特設されたショー会場で行い、エッフェル塔の光を遮断。変わるように、観覧席と対面のミラー奥に設けられライトが、真っ暗な空間の中で、エッフェル塔に負けず劣らず、キラキラと輝いていた。
「暗闇と光」ーこれは今季のサンローランを象徴する一つのキーワードだろう。メゾンのコードであるブラックで統一されたレディトゥウェアには、サテン地などシャイニーなファブリックやスパンコールといった光を放つ装飾が、繰り返し使用され、「暗闇と光」の関係性を表現している。
ブラックライト演出で浮かび上がるネオンカラー
フィナーレにかけてはブラックライトの演出を用意。ブラックライトに照らされた洋服たちは、漆黒の世界でネオンイエローやオレンジ、グリーンなどの鮮やかなカラーを発光しながら浮かび上がり、ドレス、コート、パンプス、アイウェアのシルエットを露わにさせた。