2019年3月3日 12:55
チカ キサダ 2019年秋冬コレクション - アンナ・パヴロワのバレエにオマージュを捧ぐ
チカ キサダ(Chika Kisada)の2019-20年秋冬コレクションが、イタリア・ミラノで発表された。テーマは「アンナ・パヴロワ(Anna Pavlova)」。
アンナ・パヴロワから着想
今シーズンのインスピレーション源となったアンナ・パヴロワは、『瀕死の白鳥』などを代表作に持つ、20世紀初頭に活躍したロシアのバレリーナ。儚くも美しく、力強い彼女の舞踊に着想を得て、ブランドが得意とするバレエのエレガンスやパンクの生命力を表現していく。
霧のように幻想的なホワイトドレス
まず初めに現れるのは、混沌とした霧を彷彿とさせる、幻想的なホワイトのピース。ギャザーを複雑に手繰り寄せたボリューミーなチュールドレスや、コルセット風ベルトを締めてウエストを強調したロング丈のニットドレスなどが、ランウェイをホワイトに染め上げる。
煌めくピンクのトレンチコート
霧の中から現れるのは煌めくピンクのトレンチコート。続いて、キルティングのワンショルダーワンピースや、上品な光沢を秘めたパイソン柄スカートなど、キーカラーであるピンク色のピースが登場し、コレクション全体にアクセントを加える。
深い夜に現るブラックのクリノリン
ショー終盤を彩るのは、深い夜を連想させるブラックのドレスたち。