ディオール「サーカス」がテーマの19年春夏オートクチュールコレクションをドバイで再び
ディオール(DIOR)は、2019年春夏オートクチュールコレクションを再びドバイで発表。2019年1月にパリ・ロダン美術館庭園で披露されたコレクションに加え、新たに15ルックの特別なピースを用意し、華やかなショーを行った。
サーカスがテーマ「ディオール ドリーム パレード」
インスピレーション源は「サーカス」。モード界を引っ張るディオールにはなかなか結びつかなそうに感じるが、実はメゾンと縁の深いテーマだ。
過去には、冬のサーカス「シルク・ディヴェール」を訪れるのを楽しみにしていた、ムッシュ・ディオールにフォーカスを当てた、リチャード・アヴェドンによる写真作品が生まれおり、ジョン・ガリアーノの時代には「サーカス」をテーマにしたコレクションも製作されている。
“チュチュ”に変わった刺繍ドレス
そして、現アーティスティック ディレクターのマリア・グラツィア・キウリが、再びディオールの世界に「サーカス」の魔法を吹き込む。エンブロイダリーやスパンコールで装飾された華やかなスカートは、短くなり“チュチュ”の姿に。猛獣使いや曲馬師を想起させる、サーカスを象徴するコードとして登場している。
続くのは、猛獣使いのジャケットから着想を得たブラックジャケットや、ピエロを想起させる幾何学模様のホワイトルック。
タトゥー肌とオートクチュールの出会い
また、新しいエッセンスとしてタトゥーが施された肌とオートクチュールドレスとのコンビネーションを提案。スパンコールで彩られたミニドレスやジャケットには、その華やかさに負けないくらい“キラキラ”と輝く、ビジュー付きのボディスーツが組み合わされている。
ドバイのための特別な15ルック
ドバイのために特別に用意されたのは15ルック。プリーツのマントをあしらったライトブルーのジャケットは、全面グリッターでポップなムードだ。
ゴールドやライラック、ピンク、レッドなど、様々なテキスタイルでプリーツを作り、立体的に仕上げたドレスは、ピエロのように可愛らしい。
クチュリエの技が光るドレス
ゴールドのスター モチーフを散りばめたスカートやドレスは、クチュリエの技が光る渾身の一着。小さなスパンコールを幾重にも重ねて並べ、総時間800時間をかけて完成させたピースだ。
また、サーカスやパレードの楽し気な雰囲気を表現した、カラフルなミニドレスも同様に、約800時間かけて総エンブロイダリーで仕上げている。
また、ディオールアトリエでのクチュリエたちの技術は、ムービーでも紹介されている。こちらもあわせて、チェックしてみて。
【問い合わせ先】
クリスチャン ディオール
TEL:0120-02-1947