2019年3月25日 15:00
アカリミヤヅ 2019秋冬コレクション、無垢な少女が傷つきながら見つけた答えとは?
アカリ ミヤヅ(AKARI MIYAZU)の2019年秋冬コレクションが、2019年3月22日(金)、東京・渋谷ヒカリエにて発表された。テーマは「lost&found」。
“生命”を再びキーワードに
ブランドのデビューコレクションを発表した前季に引き続き、2019年秋冬コレクションも“生命”が1つのキーワードに。無垢な少女が、痛みを知りながらも本質を探る旅に出るという物語を思い描いたデザイナーの宮津が、世に翻弄されていく少女の様子をワードローブで表現していく。
ワードローブを波打つギャザー
少女の不安定な心模様を描いたのは、今季のワードローブにふんだんに使用されたディテールの“ギャザー”である。トップスやボトムスからアウターまで、波打つように抑揚のついたギャザーがあしらわれている。中には、キャミソールドレス×パンツのレイヤードスタイルにも、ギャザーをふんだんにあしらったルックも。本来シンプルな洋服さえも、このディテールを重ねることで、予測不能なフォルムを描き、複雑な構造に見せている。
相反する要素のドッキングも
また軽やかな素材に、かっちりとしたウールを重ねるなど、相反する要素の素材が1つのピースまたはルックに使用されていたのも今季の特徴である。