天野喜孝展「春夢譚」市ヶ谷・ミヅマアートギャラリーで - 多彩な手法で“春”を表現
天野喜孝展「春夢譚(しゅんむたん)」が、2019年4月10日(水)から5月18日(土)まで、東京・市ヶ谷のミヅマアートギャラリーにて開催される。
天野喜孝展「春夢譚」では、天野喜孝が様々な手法で描いた春の表現を紹介。変わりゆく季節と時代を感じさせる、物語性に満ちた作品が展開される。淡い色彩で繊細に描かれた《Lady Blue》は、刹那の感情を見せることなく静かな存在感を放つ女性を描いた絵画。少女から大人へと成長していく過程の、瞬間的な生の輝きを切り取った作品からは、春の夢のごとく儚い美しさを感じられる。
15歳でアニメ制作会社タツノコプロに入社した天野喜孝は、「タイムボカン」シリーズや「科学忍者隊ガッ チャマン」など数多くのキャラクターデザインに関わった。独立後「ファイナルファンタジー」シリーズのキャラクターデザインで話題を呼び、90年代後半以降はファインアート中心の活動に移行。個展の開催など国内外で活躍を見せる。
天野喜孝展「春夢譚」に先立って、3331 Arts Chiyodaでは4月2日(火)から「ラフ∞絵展」を開催。タツノコプロを原点に持つ天野喜孝をはじめ、秋本治、大河原邦男、高田明美の“ラフ絵”を紹介し、作品が生まれる過程に迫る。