大友克洋の新作長編アニメーション映画『ORBITAL ERA(オービタルエラ)』舞台はスペースコロニー
大友克洋による新作長編アニメーション映画『ORBITAL ERA(オービタルエラ)』の制作が決定。2019年7月5日(金)、アメリカ・ロサンゼルスで開催されているアニメカルチャーの祭典「Anime Expo 2019」にて、大友克洋とアニメーション制作を担当するサンライズが発表した。
『AKIRA』の大友克洋、待望の新作長編アニメーション
大友克洋にとっては、『AKIRA』(1998)、『スチームボーイ』(2004)に続く、3作目の長編アニメーション映画となる『ORBITAL ERA』。近未来における建設途上のスペースコロニーを舞台に、特異な環境や社会に翻弄されながらも生きていく、少年達の冒険活劇が描かれるという。
発表同日に公開されたティザー映像には、宇宙空間をスペースデブリの様に漂うスケートボードと、巨大なスペースコロニーの様子が映し出されている。「A KATSUHIRO OTOMO FILM」の文字と共にくるくると回転するスケートボードが金属的な構造物にぶつかるのを契機に、映像が1段階、2段階と広い画角に切り替わっていき、それがスペースコロニーであることがわかる。
わずか40秒程度ながら、使い込まれた小さなスケートボードと巨大で無機質なスペースコロニーを対比させた“大友節”を感じさせる映像に、ファンは期待感を持たずにいられないだろう。