『特別展 ミイラ 「永遠の命」を求めて』福岡・大阪で、世界中のミイラが一堂に集結&謎を解明
世界中のミイラが一堂に会する展覧会『特別展 ミイラ 「永遠の命」を求めて』が福岡市博物館にて2021年4月10日(土)から6月27日(日)まで、大阪南港ATC Galleryにて7月10日(土)から9月26日(日)まで開催される。
ミイラの科学と文化に迫る
古代より長い時を経ても朽ち果てることなく、その姿を現代まで保ち続けているミイラ。これまで多くの謎に包まれた“神秘的な存在”であったものの、近年は高度な科学研究によって、そのヴェールが取り払われつつある。
『特別展 ミイラ 「永遠の命」を求めて』は、そうした最新の研究に基づきミイラの実像へと多角的に迫る展覧会だ。会場では、自然にミイラとなったもの(自然ミイラ)から人工的につくられたミイラまで、南米、 エジプト、ヨーロッパなど世界各地のミイラ42体を展示。科学的な視点と合わせて、それぞれの背景にある多様な死生観や身体観、文化の相違をひもといてゆく。
南北アメリカのミイラ
全4章構成の第1章では、多数のミイラが発見されている南北アメリカの古代文明を取り上げる。ペルー北部の高地に位置する「チャチャポヤス地方」で発見されたミイラは、インカのミイラ文化を知る貴重な資料だ。