「ゲゲゲの鬼太郎と比叡山の七不思議展」比叡山延暦寺で、有形文化財「大書院」で楽しむ妖怪の日本画
企画展「ゲゲゲの鬼太郎と比叡山の七不思議展」が、2019年10月12日(土)から12月8日(日)までの期間、滋賀県・比叡山延暦寺内にある非公開の大書院特別公開に併せて開催される。
「ゲゲゲの鬼太郎と比叡山の七不思議展」は、比叡山延暦寺に古くから伝わる妖怪たちと、漫画『ゲゲゲの鬼太郎』に登場する妖怪キャラクターの日本画が並ぶ絵画展。会場は、国の登録有形文化財に指定されている大書院だ。唐破風の車寄を持つ玄関棟、旭光の間と呼ぶ大客室棟、観月台を持つ2階建の居間棟で構成されており、技術的にも優れた質の高い和風建築として知られる。通常は非公開となっている。
そんな大書院に、歴史ある京都豊和堂の絵師による新作7点を含む計20点の日本画が展示される。
夜になると、一つ目・一本足の恐ろしい姿で、寺の戒律を守ったと言われる「一つ目僧」や、真っ白な眉毛を一文字にひいた大狸「一文字狸」といった妖怪作品を、応接室や旭光の間など、各部屋の趣に合わせて展示。普段見ることのできない書院造の建物で、奇妙な妖怪たちの姿を探してみては。
また会期中は、展示作品をモチーフにしたオリジナルのクリアファイルやポストカードも数量限定で販売。