「大浮世絵展―歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演」愛知で、5大人気絵師の傑作集結
では、宿場の光景や付近の名所に、雨、雪、月、夜、霧といった要素を加え、情趣たっぷりに情景を描いている。笠で顔を隠すなど、表情を読み取れないように描かれている人々の存在が、鑑賞者の想像力をかき立てる。
歌川国芳の武者絵や戯画
幕末の浮世絵界を活性化させた歌川国芳は、勇壮な武者絵や動物を擬人化させた戯画を残している。大胆な構図で力強く描かれた「宮本武蔵の鯨退治」や、闇の中から不気味に姿を見せる骸骨が印象的な代表作「相馬の古内裏」からは、国芳の自由な発想が見て取れる。「其まヽ地口猫飼好五十三疋」は、猫好きであった国芳が、東海道五十三次の各宿駅をだじゃれで猫に見立てて描いたユーモアにあふれた作品だ。
【詳細】
大浮世絵展―歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演
会期:2020年4月3日(金)~5月31日(日)
※尚、愛知県美術館は5月7日(木)まで臨時休館。最新の営業情報は、愛知県美術館公式ウェブサイトにて随時告知。
場所:愛知県美術館
住所:愛知県名古屋市東区東桜1-13-2
※会場によっては展示されない作品あり。
※会期中に展示作品の入れ替えあり。
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