くらし情報『「シュルレアリスムと絵画 ―ダリ、エルンストと日本の『シュール』」ポーラ美術館で、約100点が集結』

2019年9月27日 20:00

「シュルレアリスムと絵画 ―ダリ、エルンストと日本の『シュール』」ポーラ美術館で、約100点が集結

を求める前衛的な詩作を繰り広げ、1924年に「シュルレアリスム宣言」を発表した。

ダリも独自の理論を展開
そこから、ドイツ出身の画家、マックス・エルンストによる実験的な作品に美しさを見出すなど、 シュルレアリスムは詩や思想だけではなく絵画の分野にも拡大。スペインからシュルレアリスム運動に加わったサルバドール・ダリは、「偏執狂的=批判的」方法という独自の理論にもとづいて絵画を制作し、美術のみならずファッション界をも巻き込む大きな流行を作り出す。

日本の「超現実主義」と「シュール」
こうした動向は同時代の日本にも伝えられ、1930年代を通して「超現実主義」という訳語のもと、最新の前衛美術のスタイルとして一大旋風を巻き起こした。しかし、日本では次第に「無意識の探究」という本来の目的を離れ、現実離れした奇抜で幻想的な芸術として受容されるようになる。徐々に東洋的な思想と混ざり合いながら、独自の絵画表現や「シュール」という感覚が生み出されていった。

併設レストランでは特別メニューも
また本展に合わせて、併設レストラン「アレイ」では特別コースメニュー「スペインの風」を提供。ダリの故郷であるスペインの郷土料理をアレンジした、風味豊かなメニューが揃う。

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