くらし情報『Chim↑Pomの大型回顧展が森美術館で - 初期~新作を一挙紹介、現代社会を考察する活動の全貌』

2019年12月27日 15:35

Chim↑Pomの大型回顧展が森美術館で - 初期~新作を一挙紹介、現代社会を考察する活動の全貌

から、「ビルバーガー」 シリーズといった大型作品、街の人通りが激減した2020年5月の東京で手がけられた「May,2020,Tokyo」シリーズなどの近作、2020年のエリイの出産を機に構想された新作映像インスタレーション、そして参加型・体験型作品まで、代表作を一挙に展示する。

都市と公共性、肉体、境界など、テーマに則った展示構成
本展では、一般的な回顧展のように作品を年代順に展示するのではなく、都市と公共性、肉体、境界などのテーマのもとで作品を展示。また、作品鑑賞のための動線を複数設定することで、展覧会の多様な読み解きが可能な構成となっている。さらに、アスファルトを用いた空間構成や、展示室を丸ごと一室使用し、複数の作品をひとつの巨大インスタレーションのように構成するなど、作家の発案によるダイナミックな展示空間を展開する。

作品をめぐる議論を再検証
過去にChim↑Pomの作品のいくつかは結果的に議論を呼び、とりわけ広島の原子爆弾投下と東日本大震災を主題に、核の問題を扱った《ヒロシマの空をピカッとさせる》や《LEVEL 7 feat.『明日の神話』》は、論争にまで発展している。本展では、作品自体のみならず、年表や関連資料などを展示し、作品にまつわる賛否両論も紹介するなど、複数の視点からこうした論争を再考する。

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