2019年10月19日 21:55
コウザブロウ 2020年春夏メンズコレクション - 潔さ・気合が形作る風格
こうしたピースの1つ1つからは、冒頭の和太鼓パフォーマンスに相通じるような、ある種の潔さやそこはかとない気合が感じられるようだ。
風格のあるセットアップ
ショー終盤に登場したオーバーサイズのセットアップは、端正な仕立てからくるオーラによってそれまでの空気を変えた。襟を大きめに仕立てたジャケットは、かっちりしたフォーマルさがあるわけではないが、緊張を崩したり緩めたりしているわけでもない。その静かな佇まいは、厳かな風格を感じさせた。
東洋的なモチーフ
また、陰陽を表す太極図をバックに配したロングコートや、サイドライン、袖などに崩し書きの文字を羅列したトラックスーツなど、東洋的な発想のデザインが随所に散りばめられていたのも印象的だ。図柄を背面に配したスーベニアジャケットや、地図プリントのシャツなどは、ポップな要素とともにコレクションに軽やかさをもたらした。
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