「北斎 視覚のマジック 小布施・北斎館名品展」すみだ北斎美術館で、貴重な肉筆画など名品約130点
北斎没後 170年記念「北斎 視覚のマジック 小布施・北斎館名品展」が、すみだ北斎美術館にて2019年11月19日(火)から2020年1月19日(日)まで開催される。
貴重な肉筆画や錦絵など名品約130点
「北斎 視覚のマジック 小布施・北斎館名品展」では、通常長野県・小布施にある北斎館でしか閲覧できない北斎の名品約130点が、前後期合わせて集結。初期から晩年に至る肉筆画をはじめ、代表作の錦絵「冨嶽三十六景」などを通して、構図や形に不自然な構築的要素を加えているにも関わらず、自然な表現に完成させた北斎作品の魅力に迫る。
迫力満点の祭屋台天井絵
中でも注目は、圧倒的なスケールの祭屋台天井絵。小布施の北斎館では、実際に東町祭屋台と上町祭屋台の2つが展示されており、それぞれ「龍」「鳳凰」、「男浪」「女浪」といった2面の絵が描かれている。「北斎 視覚のマジック 小布施・北斎館名品展」では、その中から「鳳凰」と「男浪」を展示。眼光鋭くこちらを見つめる鳳凰の姿や、北斎が晩年に描いた荒々しい大波の迫力に溢れた表現を堪能できる。
北斎が毎日描いた肉筆画など
また、貴重な肉筆画も登場。
北斎が放蕩の孫の悪魔祓いとして毎日描いた獅子の絵「日新除魔」は、作画の経緯を見て取ることができ、北斎のリアルな息遣いを感じられる作品群だ。前後期に分けて、4点ずつ展示される。
さらに、全国で3件のみしか揃っていることが確認されていない『肉筆画帖』のうち、北斎館所蔵の『肉筆画帖』を全て展示。目を引くユニークな題材の「塩鮭と白鼠」などが描かれている。また、富士山越しに龍がのぼっていく様子を描いた「富士越龍」や美人画など北斎の肉筆画作品の見どころを揃える。
【詳細】
「北斎没後 170年記念 北斎 視覚のマジック 小布施・北斎館名品展」
会期:2019年11月19日(火)〜2020年1月19日(日)
前期 11月19日(火)~12月15日(日)、後期 12月17日(火)~2020年1月19日(日)
※前後期で一部展示替えあり
休館日:毎週月曜日、年末年始 12月29日(日)~1月1日(水)
※ただし、2020年1月13日(月・祝)は開館、2020年1月14日(火)は休館。
開館時間:9:30~17:30(入館は17:00まで)
会場:すみだ北斎美術館
住所:東京都墨田区亀沢2-7-2
TEL:03-6658-8936(9:30~17:30 ※休館日を除く)
観覧料:一般 1,200(960)円、高校生・大学生 900(720)円、65歳以上 900(720)円、中学生 400(320)円、障がい者 400(320)円、小学生以下無料
※( )内は、有料適用の20名以上の団体もしくは、前売料金。
※本展のチケットで、会期中観覧日当日に限り、AURORA(常設展示室)も観覧可能。
※前売券は、11月17日(日)まですみだ北斎美術館受付、ローソンチケット(Lコード:35481)
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