2019年11月24日 14:50
京都国際マンガミュージアムで「イストリエタ」展、メキシコの知られざる大衆漫画文化に迫る
京都国際マンガミュージアムの企画展「メキシコの知られざる大衆漫画「イストリエタ」展-民族文化としての漫画表現-」が、2019年12月7日(土)から2020年2月25日(火)まで、京都国際マンガミュージアムで開催される。
メキシコの知られざる大衆漫画「イストリエタ」
中南米のスペイン語圏で用いられる「イストリエタ」とは、日本語で“漫画”を意味する言葉。「イストリア」が「歴史」や「物語」を意味する一方、「イストリエタ」という言葉には「歴史になりきれないもの」、あるいは「小さな物語」といったニュアンスが含まれており、現地の漫画が、日本のものとは些か異なる世界観を持っていることが垣間見れる。
原画や当時の雑誌・新聞を通して、その歴史を辿る
その「イストリエタ」は、メキシコで19世紀から20世紀にかけて、風刺画や娯楽読み物から広告や教育にまでまたがり、民衆の漫画文化へと広がっていくこととなる。本展では、その歴史的な歩みを辿りながら、その多岐に渡るジャンルと現在の姿を、作品の原画やそれぞれの時代の雑誌・新聞と共に展示。
「ユーモア」「ロマンス」「ヒロイン」「子供たち」「ヒーロー」「チャロ(メキシコのカウボーイ)」