2020年1月19日 05:00
ファセッタズム 2020-21年秋冬コレクション - 服への愛が生む自由なミックスマッチ
ファセッタズム(FACETASM)の2020-21年秋冬コレクションが、フランス・パリで2020年1月15日(水)に発表された。会場は、JAH JAHという名のヴィーガンレストランだ。
全ての人と全ての服に愛を注ぐ
PLURALISMと題された今季、デザイナーの落合宏理が提示したのは多様性や多面性とは何かという問い。日々の中で起きる感情の変化や、身近なところで感じるさまざまな価値観。毎日の生活の中からヒントを得て、全ての人と全ての服に愛を注ぐという一つの方法を導き出した。
服への愛が生むハイブリッドウェア
たくさんの洋服を愛すること。この感情は、遠回りするのではなく、素直でストレートに洋服に落とし込んでいる。というのも、一つのピースでありながら、たくさんの個性を持っている”欲張りな”完成形が多いのだ。
片側はスタンダードなシャツであるのに、反対側にはベストがレイヤードされていたり、片方は立ち襟のゴシックなブラックドレスなのに反対側はたっぷりのフリルをあしらった長さも違うロングドレスであったり。ダブルブレストのスーツスタイルであるかと思えば、反対側は宇宙服のような2ピースだったりする。