2020年2月25日 04:45
トッズ 2020-21年秋冬ウィメンズ&メンズコレクション - ブランドのDNAをモダンに解釈
トッズ(TOD’S)の2020年秋冬コレクションが、2020年2月21日(金)、イタリア・ミラノで発表された。新クリエイティブディレクター、ヴァルター・キアッポーニのデビューショーである。テーマは「イタリアン エッセンス」。
ヴァルター・キアッポーニによる新生トッズ
2019年10月にトッズのメンズ&ウィメンズクリエイティブディレクターに就任したヴァルター・キアッポーニは、ヴァレンティノ(VALENTINO)、グッチ(GUCCI)、ミュウミュウ(MIU MIU)、ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)といったブランドでキャリアを積んだ人物だ。
ファーストシーズンとなる今季、彼はこれまでブランドが築いてきた歴史を大切にして、トッズにおける「イタリアらしさ」を模索しつつ、ブランドをモダンに進化させているようだ。エレガンスをストレートに表現するのではなく、マスキュリンな要素を取り入れることで、かえって着る人のフェミニニティを際立たせるアプローチを試みているように感じられる。
その象徴となるファーストルックは、ビッグシルエットのテーラードジャケットにルーズなコーディロイパンツ、コンフォータブルなスニーカーをスタイリングしたもの。