パウル・クレー新収蔵作品が京橋・アーティゾン美術館で一挙公開、20世紀を代表する抽象画集結
「新収蔵作品特別展示:パウル・クレー」が、東京・京橋のアーティゾン美術館の4階展示室で開催される「コレクション選」特集コーナー展示に登場。2020年6月23日(火)から10月25日(日)まで展示される。
20世紀を代表する抽象画家、パウル・クレーの展覧会
パウル・クレーは、バウハウスの教授を務め造形理論の研究、講義、著述を行い20世紀に活躍した画家。1910年代に分離派展や芸術家グループ「青騎士」の活動に参加して頭角を現し、第一世界大戦後はバウハウスで教鞭を振るっていた1920年代を経て、没する1940年まで旺盛な創作を続けた。
今回開催する「新収蔵作品特別展示:パウル・クレー」では、アーティゾン美術館に2019年に新たに収蔵された作品24点と、既収蔵作品1点の合計25点のパウル・クレー作品を展示。多様な技法と素材を駆使した造形的実験の軌跡が明確に示されたパウル・クレー芸術のエッセンスと魅力を楽しむことが出来る。
パウル・クレーの生涯を横断する作品群
展示作品は、パウル・クレーが画家として活動した1910年代から1930年代までを網羅。パウル・クレーが抽象的表現へ移行した初期の作品《抽象的な建築》をはじめ、バウハウス時代の《庭の幻影》、色彩と形を自由かつ効果的に組み合わせた晩年の作品《谷間の花》など、時代の異なる彼の作品を横断的に見ることが可能だ。