実録スリラー映画『アングスト/不安』上映禁止となった“異常”な傑作、37年越しに解禁
実録スリラー映画『アングスト/不安』が、2020年7月3日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開。
世界中で上映禁止になった、実録スリラー作品
映画『アングスト/不安』は、1980年、オーストリアで実際に起きた殺人鬼ヴェルナー・クニーセク による一家惨殺事件を映画化した実録スリラー作品。刑務所出所後の殺人鬼=狂人が感じる不安やプレッシャーによる異様な行動と心理状態を、凶暴かつ冷酷非情なタッチで描いているのが特徴で、83年公開当時は、あまりにもショッキングすぎる内容から、世界中の国々で“上映禁止”となってしまった禁断の作品だ。
映像が誘う、冷徹な世界
その“異常”なストーリーはもちろん、観客をさらなる恐怖に陥れるのは、狂人自身のモノローグで綴る構造や全編に徹底された陰鬱なトーン。また狂人が内に秘めた”不安“は、アカデミー賞最優秀短編アニメ賞を獲得した『タンゴ』やジョン・レノン、ミック・ジャガーらのMVで知られる世界的な映像作家ズビグニェフ・リプチンスキが、アーティスティックに映し出している。
“異常”な本編映像解禁
解禁された本編映像には、主人公の“異常な様子”を捉えたシーンが登場。