映画『マーティン・エデン』労働者階級から独学で作家を目指す若者の苦闘、原作はジャック・ロンドン自伝
映画『マーティン・エデン』が、2020年9月18日(金)より全国順次公開される。
労働者階級から独学で作家を目指す若者の苦闘
『マーティン・エデン』は、冒険小説「野性の呼び声」で世界的名声を獲得したアメリカの作家ジャック・ロンドンの自伝的小説を、イタリアを舞台に映画化した青春文芸ドラマ。若き日のジャック・ロンドンの姿を主人公に重ねながら、理想と現実のはざまで闘い続ける青年の悲劇と成功を、魂を揺さぶるような熱演でスクリーンに映し出す。
ストーリー
イタリア、ナポリの労働者地区で生まれ育った貧しい船乗りのマーティンは、ブルジョワの娘エレナに恋したことから文学の世界に目覚め、独学で作家を志すようになる。幾多の障壁と挫折を乗り越えてついに名声と富を手にするが…。果たして彼を待ち受けるのは希望か、絶望か―。
主演は『オールド・ガード』のルカ・マリネッリ
青年マーティンを演じるのは、映画『オールド・ガード』での熱演で注目を集めるイタリアの俳優ルカ・マリネッリだ。独学で底辺から高みに上り詰めようとする主人公を、全身全霊で演じきった。
なお、ルカ・マリネッリは、本作が披露された第76回ヴェネツィア国際映画祭において、『ジョーカー』ホアキン・フェニックスを抑え「男優賞」