バレンシアガ 21年サマープレコレクション - 夜の通りを歩く、既成概念を翻して
バレンシアガ(BALENCIAGA)は、21年サマープレコレクションをパリ・ファッションウィークにて発表。今季はオンライン上で、プレゼンテーションビデオにて発表した。
パリの夜を歩く
通常であればファッションウィークが華々しく開かれていたパリ。モデル達は静かな夜の通りを、サングラスをかけて闊歩する。部屋用のエッセンシャルアイテムは再解釈され、外出用のアウターやイブニングウェアにアップデート。バスローブは厚みのあるフェイクシアリングを用いてアウターのように仕立て、パジャマはシルクを使って緩やかなセットアップに仕上げた。
夜に輝く色彩や素材
目を引くのは夜に映える色彩や素材。金属製の鎧のようなリンクで作られたメタリックシルバーのスリップドレスや、マニッシュなコートに合わせたホログラムのブーツは暗闇の中で街灯の光を受け、キラキラと暖かな輝きを放っている。
鮮やかな青や赤のオーバーサイズのトラックスーツ、オレンジのシャツ、ショートパンツなどは、暗い夜の道でも鮮やかだ。襟にフリルを配し、ギャザーをたっぷりと寄せた赤いワンピースは、水玉のサテン地がつややかな光沢を放つ。
既存のコードを外したアイテム
クラシックでタイムレスなガーメントの中に、型にはまらない美しさを見出すデザインにも注目だ。