志村ふくみ源流アトリエシムラの“色無地”着物、京都で展示・受注販売 - 青藍や桜花色など草木染め
紬織(つむぎおり)の人間国宝・志村ふくみの孫である志村昌司を中心とした京都の染織ブランド・アトリエシムラ(atelier shimura)は、4周年を記念して、色無地(いろむじ)着物の展示販売会を2020年10月30日(金)から11月10日(火)まで、アトリエシムラShop & Gallery 京都本店にて開催する。
“色無地”着物を展示販売
アトリエシムラの制作の中心である“色無地”は、手織りの特徴が余すところなく表れ、植物から抽出した色の美しさが最も生きる着物。草木染めならではの、繊細な色彩を楽しめる。色無地着物の色のバリエーションは、青藍、銀鼠、桜花、春草色などを用意。
月の満ち欠けに沿って藍染を施した青藍色の着物は、肌で自然の神秘を感じられる仕上がり。濃い色味の中にも爽やかさや若々しさを感じられる、凛とした色彩が魅力だ。
樫や百日紅などの枝葉、団栗のイガや実の皮、枝葉などから生み出される銀鼠、つまりグレーの着物は、年齢や性別を問わずまとうことのできる、落ち着いた雰囲気が特徴。草木染めから生み出されるグレーのバリエーションは数えきれないほど多く、自分だけのお気に入りのグレーを見つけるのも楽しい。