展覧会「裏千家の茶室建築」京都・茶道資料館で開催、「今日庵」含む茶室群に纏わる作品展示
における大方の構造が完成したと言われている。
裏千家住宅の保存修理工事が竣工を記念して展覧会を開催
今回の展覧会は、これら「裏千家」の茶室建築に纏わるもの。現在は国指定重要文化財にも指定されている「今日庵」をはじめとする茶室群を含む裏千家住宅の保存修理工事が、2020年夏に竣工したことを記念して開催されることとなった。
狩野探幽による襖絵や茶室に関係する作品を展示
会場では、江戸城や二条城の絵画制作にも携わった江戸時代の天才絵師、狩野探幽が手掛けたとされる寒雲亭襖絵など、茶室に関係する作品、江戸時代の屋敷図面、裏千家茶室に関する文献史料などを紹介。江戸時代初期から現代までの茶室建築史を通観できる。
また、歴代家元が敷地内の竹樹を用いて制作した茶道具や、裏千家十一代玄々斎の時代に庭内に存在した御庭焼などの作品も展示する。文献史料だけではみえてこない「裏千家」の全容を明かす。
【詳細】
「裏千家の茶室建築―重要文化財裏千家住宅及び茶室保存修理工事竣工記念」展
開催期間:2021年1月7日(木)~3月31日(水)
※展示替え期間:2月15日(月)、 2月16日(火)
※予約優先制(入館時間別に人数制限を設け、事前予約を優先。